とりま文系歯科医師が自己投資。

読書好きな開成、一橋大卒文系出身歯科医師のマイペースブログ。読書を中心に学んだ知識をアウトプットすることで、何か社会が少しでも変わればなと思い開設。好きなテーマは小説全般、世界史、経済学、心理学、経済投資など。筋トレも趣味です。

2021-01-01から1年間の記事一覧

読書感想:『ツリーハウス』

お疲れ様です、スナフキンです。 今年最後の読書感想になりそうですが、今回は角田光代氏の 『ツリーハウス』 と言う小説を読ませていただきました。 ツリーハウス 作者:角田光代 文藝春秋 Amazon 夏の文庫フェアの時に、書店で面白そうだと手に取って途中ま…

読書感想:『エッセンシャル思考』

お疲れさまです、スナフキンです。 年末が近づき、かつ今年読んだ本が例年にかけて多くはないこともあって、積読にしていた本を現在引っ張り出して読んでいるところです。 読書の冊数を決して増やすことが目的でないにせよ、来年はもう少しまた読書のペース…

読書感想:『名画で読み解く プロイセン王家12の物語』

お疲れ様です、スナフキンです。 以前にも、名画に描かれた謎を読み解き、分かり易く説明してくださる中野京子氏の書籍を紹介したことがあるのですが、今回も書店で目に留まり、興味深く読ませていただいたので、また紹介したいと思います。 以前の本の紹介…

読書感想:『世界の「頭のいい人」がやっていることを1冊にまとめてみた』

お疲れ様です、スナフキンです。 今回は書店で目に留まった、脳科学者中野信子氏著、 『世界の「頭のいい人」がやっていることを1冊にまとめてみた』 の読書感想を書き記したいと思います。 世界の「頭のいい人」がやっていることを1冊にまとめてみた 作者:…

読書感想:『わたしのマトカ』

お疲れさまです、スナフキンです。 少し前のブログにも書きましたが、以前『パナソニック汐留美術館』で開催された、『サーリネンとフィンランドの美しい建築展』に伺うことがありました。 booklovers45.hatenablog.jp 今回の本は、その時にフィンランド関連…

読書感想:『怒らないコツ』

お疲れ様です、スナフキンです。 先日、仕事におけるメンタルトレーニングの対策として、 『頭に来てもアホとは戦うな!』 という本を紹介しましたが、もう一つ書店で目に留まった本があったので、今回はそちらをご紹介したいと思います。 booklovers45.hate…

読書感想:『頭に来てもアホとは戦うな!』

お疲れ様です、スナフキンです。 本日は職場の先輩に勧められた本を紹介したいと思います。 どんな仕事でも、しんどいときや気が滅入る時はあると思います。 かくいう自分も、『どうにもこうにもしんどいと感じる相手』との対応でストレスを強く感じることが…

博多で藤井フミヤ展を鑑賞してきました。

お疲れ様です、スナフキンです。 先日のお休み中、また遠くへ足を運ぼうと福岡博多の方へ旅行をしに行ってきました。 個人的に博多への訪問は2度目だったのですが、プライベートでゆっくりと満喫することが出来たのはこれが初めてです。 初日は太宰府天満宮…

京都の嵯峨嵐山文華館に行ってきました。

お世話になります。スナフキンです。 先日Twitterでも話したのですが、先週に遅めの夏休みを少し頂き、京都の方へ軽く個人的な旅行をしてきました。(※人ごみを避け、感染リスクを抑えた上での行動を行いました。) 個人的に縁があり、行きたいと思っていた神…

パナソニック汐留美術館『サーリネンとフィンランドの美しい建築展』の見学をしに行きました。

ご無沙汰のブログとなってしまいました。 最近は本年もチャレンジしようかなと思っている歴史能力検定のため、毎日世界史の勉強を行っており、読書の頻度がかなり落ちてしまっているスナフキンです。 こうした時にも継続的にブログを更新している人々は凄い…

読書感想:『楊令伝』第三章

大分間が空きましたが、自分の備忘録のためにも引き続き書いていきたいと思います。 ――――――― 【おことわり】 自分が現在継続して読み続けている、北方謙三氏の『楊令伝』の読書感想を書き記していく予定です。 『楊令伝』は前作『水滸伝』に引き続き、『岳飛…

読書感想:『医者が教えるサウナの教科書』

最近ハマっている趣味の一つにサウナがあります。 昨今のブームもあり、ビジネスパーソンを中心に再度注目されているサウナですが、今回その魅力を科学的に探究したいと思い、この本を購入してみました。 医者が教えるサウナの教科書――ビジネスエリートはな…

読書感想:『月と六ペンス』

言わずと知れたサマセット・モームの代表作。 現代文学だけでなく、古典文学も少しずつでも併行して読んでいこうと心がけています。 月と六ペンス (光文社古典新訳文庫) 作者:モーム 光文社 Amazon 本作は、実在の画家ゴーギャンをモデルにした、ストリック…

読書感想:『人間の器』

自分が尊敬する読書家のひとり、丹羽宇一郎氏の新書を読みました。新書を出すスピードが非常に早く、いつまでも精力的な方だなあと本当に頭が上がりません。 過去にも著書を紹介していますが、今回は『人間の器』をテーマにしたものになっています。 ちなみ…

読書感想:『世界一「考えさせられる」入試問題 ~「あなたは自分を利口だと思いますか?」~』

-本気で考えて知力を振り絞ると、本物の高揚感が感じられるものだが、そういうことはえてして学生時代が終わると忘れがちだ。 著者が作品内でそう述べているが、確かに、大人になって、子供時代にやっていたように、じっくり頭を捻って解答を導き出すような…

読書感想:『大人の流儀10 ひとりをたのしむ』

先日の金沢旅行の際、行きの新幹線で崎陽軒のシウマイ弁当を食べながら読んだ本の読書感想。 積読本を持って行ったものの、新幹線搭乗前に書店に立ち寄ると、何だか新しい本を買いたくなってしまう『読書あるある』です。 今回は中学生時代からしばしば拝読…

金沢旅行記。兼六園とグルメと酒蔵見学と。

旅行はつくづく、自己投資に繋がるものだと感じます。 先日Twitterでも報告しましたが、この度休みを利用して、1泊2日の金沢旅行を堪能してきました。 個人的に金沢に行ったのは、中学生以来2回目。職場の後輩の地元が金沢市で、しばしば金沢県の魅力を話し…

読書感想:『そのとき、「お金」で歴史が動いた』 〈②なぜ、ドイツ経済は「たった3年」で回復できたのか?〉

前回のブログでは、ナポレオン戦争において、なぜ軍事的に不利だった英国がフランスに勝利できたのか、という考察について学びました。 booklovers45.hatenablog.jp そのとき、「お金」で歴史が動いた 作者:ホン・チュヌク 文響社 Amazon 今回は、もう一つ目…

読書感想:『そのとき、「お金」で歴史が動いた』 〈①軍事力で不利だった英国がナポレオンに勝てた本当の理由〉

自分の学習範囲として、それぞれ経済学と歴史の分野を学んでいますが、今回紹介する本は、経済が歴史にどのように関係しているかを理論的に解き明かす非常に面白い教材となっています。 著者は韓国の経済学者で、Youtubeチャンネルも解説しているホン・チュ…

読書感想:『命売ります』

以前『三島由紀夫レター教室』 booklovers45.hatenablog.jp という、三島由紀夫作品をご紹介しましたが、今回も三島作品の一つをご紹介したいと思います。 2020年が三島由紀夫の『生誕95年・没後50年』だったみたいで、昨年の2020年の時に購入し、今まで積読…

読書感想:『楊令伝』第二巻

――――――― 【おことわり】 自分が現在継続して読み続けている、北方謙三氏の『楊令伝』の読書感想を書き記していく予定です。 『楊令伝』は前作『水滸伝』に引き続き、『岳飛伝』へと繋がる、『大水滸伝』シリーズの一つで、ストーリー背景を描写する上で、多…

読書感想:『「自分らしさ」はいらない』

先日書店に行ったときに目に留まり、タイトルに惹かれて購入した本でしたが、これが非常に勉強になり、かつ面白かった本なので紹介します。 「自分らしさ」はいらない くらしと仕事、成功のレッスン (集英社文庫) 作者:松浦 弥太郎 集英社 Amazon 筆者は元々…

ファイナンシャルプランナー2級試験を受験してきました。

ご無沙汰しています、スナフキンです。 先月今月とバタバタしていて、ブログの更新がかなり滞ってしまいました、反省。 先週の話になりますが、個人的に勉強していたファイナンシャルプランナー2級試験を受験してきました。 試験会場は渋谷にある青山学院大…

読書感想:『最先端研究で導き出された「考えすぎない」人の考え方』

最近仕事もプライベートでも考え事が多く、悩みすぎて体調を崩すこともあり困っていたのですが、とあるYoutubeで本書を知り、興味があったので今回紹介する本書を購入して読んでみました。 著者は明治大学教授で、メディアにも多数出演されている堀田秀吾氏…

読書感想:『楊令伝』第一巻

――――――― 【おことわり】 今回から以後、自分が現在継続して読み続けている、北方謙三氏の『楊令伝』の読書感想を書き記していく予定です。 『楊令伝』は前作『水滸伝』に引き続き、『岳飛伝』へと繋がる、『大水滸伝』シリーズの一つで、ストーリー背景を描…

読書感想:『ラッシュライフ』

お疲れ様です、春もだいぶ本格的になってきましたね、スナフキンです。 前回に引き続き、今回も伊坂幸太郎氏の小説の読書感想を。 10年ほど前から読むようになった伊坂幸太郎氏でしたが、当時読んでいなかった過去の作品も数多くあるので、少しずつ読んでい…

読書感想:『キャプテンサンダーボルト 新装版』

こんにちは、スナフキンです。 読書感想を書くペースがだんだんゆっくりになってきましたが、ストレスにならない範囲で、自分の記憶に残していきたい作品を引き続き書き残していきたいと思います。 今回紹介するのは、阿部和重氏と、伊坂幸太郎氏共著の 『キ…

読書感想:『三島由紀夫レター教室』

以前に書いたブログ記事で、『時代を先取りしすぎた男』として、『三島由紀夫』のことを紹介しましたが、今回もそんな三島作品の一つを読了したので感想を残していきたいと思います。 booklovers45.hatenablog.jp 今回紹介するのは、 『三島由紀夫レター教室…

古典を学ぶことは本当にオワコンなのか?

先日のとある記事で、ちょっと気になるものがあったので、今回はそれに関して検証をしたいと思います。 内容としては、元2ちゃんねる管理人で、実業家の『ひろゆき』氏が、 『古文・漢文はもはや不必要で、それ以外の教育と入れ替え、古文・漢文に関しては…

読書感想:『JR上野駅公園口』

お疲れ様です、スナフキンです。本日も感動した小説をご紹介したいと思います。 今回紹介する小説は、最近メディアで話題になった、柳美里氏著、 『JR上野駅公園口』 という作品になります。 本作は『全米図書賞』という、アメリカで権威のある文学賞を受賞…

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