お疲れ様です、スナフキンです。
『世界の「頭のいい人」がやっていることを1冊にまとめてみた』
の読書感想を書き記したいと思います。
世界で通用する「頭のいい人」とは、ただの秀才ではない。
最近のメディアでも有名な中野氏は、東大の大学院で医学博士を習得した後、フランス国立研究所にポスドクとして勤務し、世界中のたくさんの「頭のいい人」の姿を見てきたという。
そのような経験を経て、強く思ったことがあったと筆者は言う。
それは、逆境も自分の味方にして、したたかに生き抜いていくのが、「世界で通用する、本当に賢い人の要件」だということ。
本書はそんな「頭のいい人」の特徴や、彼らの努力や姿勢に関して説明が詳しくされています。
印象に残った部分をまた一部引用したいと思います。
《世界の「頭のいい人」はどんな人か?》
【あえて勝ちを譲る】
『能ある鷹は爪を隠す』だけでなく、『爪をどう隠すか、いつ爪を見せるのが効果的か』ということをいつも考えている。
中野氏が述べている通り、自慢話に終始するのではなく、負けることで能力をアピールできるということは凄くカッコいいことだと思います。
あえてリスクを負うことで高い能力を証明するというのは、進化生物学などでよく言われていることなどから、能力のある人間は、そうしたスキルにも長けているのかもしれません。
【自分の得と相手の得を考える】
「頭のいい人」は、どんなに大変な状況であっても、チャンスに変えてしまう能力を持っている。
そしてそうした人は、「自分が得をしようと思ってやったことが、誰かの役に立つことにもなっている」というパターンであることが多い。
中野氏は、こうした経験においても、脳科学的な側面があると述べている。
脳には、『社会的報酬』が得られると、ドーパミンが大量に分泌されて快感を覚え、やる気が増大する性質がある。
一説によれば、性的な快楽よりも、社会的報酬による快感の方がずっと上だとも言われている。
人間が、名誉ややりがいを重要視し、時に金銭的報酬を顧みずに行動してしまう傾向があるのは、脳がこのような性質を持つからだと述べている。
いつまでも意欲的な人は、いつも新鮮で若々しいということ。
《世界の「頭のいい人」が心がけていること》
【本からなんでも吸収する】
やはり優秀な人は、本から多くの学びを吸収するのは万国共通なのだろう。
本は読者を差別しない。
怒ることは無いし、辞めたければ途中でやめても構わない。
自分のペースに合わせて、好きな時に、好きなことを勉強できるのが本の長所。
本から得た哲学を芯として自分の人格をつくり上げ、本の中の登場人物を友として、これらを糧にしながら、「頭のいい人」は必死で前向きに生きるコツをつかんでいくのだ。
世界には優秀な人物がごまんといます。誰かと比較して優越感に浸るのではなく、常に自分の中での成長を追及していく人間の器を今後も磨いていきたいと思います。