お疲れ様です、スナフキンです。
先日、仕事におけるメンタルトレーニングの対策として、
『頭に来てもアホとは戦うな!』
という本を紹介しましたが、もう一つ書店で目に留まった本があったので、今回はそちらをご紹介したいと思います。
今回紹介する本は、植西聰氏著
『怒らないコツ』
という本。
不用意にイライラしたり、また怒ってしまうことで、人は簡単に、他者との関係が悪化する。
『怒る』ということは、その人の人生に色々な意味で悪い影響をもたらしてしまう。
心から発せられる『怒り』の感情、言い換えれば、その心のあり方を変えることが出来れば、些細なことで怒らないで済むようになる、と諭しているのが本書になります。
内容自体は、極めて基礎的な事柄が書かれているのですが、それを文章として改めて認識することで、身体に自然と馴染んで来ればいいのかな、と思ったりしました。
いくつか、印象深かった内容をご紹介したいと思います。
【上手に妥協することは、自分を大切にすること】
フランスの思想家であるラ・フォンテーヌは、
『妥協できるのが、一番の利口者である』
と述べたという。
言い換えれば、我を張って、自分の主張を一切曲げることなく、周りの人たちと衝突ばかり繰り返している人は『利口者』ではない、と言う意味になる。
人と衝突するなどと言った愚かなことはせずに、人とうまく妥協することを知っていて、上手に妥協することで周りの人たちと円満な関係を結んでいける人が、『利口者』だという。
【思うようにならないことも、「それもまた良いことだ」と考える】
『雨奇晴好』
という言葉がある。珍しく雨が降る日もあるが、それもまた良く、雨の日も、晴れの日も良いという意味の禅語だという。
心に余裕を持って生きている人は、思うようにならないことに直面しても、感情を荒げることはない。
人生は、思い通りに行けばそれでいいが、思い通りにいかなくても、また良いものだ、と言う考えである。
自分はこの言葉を初めて知ったのですが、妙に印象に残りました。
どんな人生の出来事も、そのまま受け入れていくことが大事だということですね。