とりま文系歯科医師が自己投資。

読書好きな開成、一橋大卒文系出身歯科医師のマイペースブログ。読書を中心に学んだ知識をアウトプットすることで、何か社会が少しでも変わればなと思い開設。好きなテーマは小説全般、世界史、経済学、心理学、経済投資など。筋トレも趣味です。

読書感想:『アボカドの種』

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村

『言の葉をついと咥えて飛んでゆく小さき青き鳥を忘れず』

 

 当時の時事ニュースでも取り上げられた、俵万智の短歌。

 イーロンマスクがTwitterをXに名称変更した際、その時に詠んだ短歌。

 初めて目にしたとき、思わず声を出して唸ってしまいました。本当に天才的な句だと思います。

 

 

 そんな俵万智氏の最新の歌集となるのが、今回ご紹介する、

アボカドの種

という本。

 

 

 

 俵氏も言っていますが、平凡な日常は、決して油断ならないのだと思います。

 

『日常の言葉集めて丁寧に一人のために生まれる短歌』

 

 

 短歌に用いる言葉は、すごくシンプル。

 日常的に何気なく使っているシンプルな言葉から、自分のオリジナリティを通じて、短歌が生まれる。

 短歌と、それを作った本人との、言葉を通じた出逢い。よくよく考えてみれば、めっちゃ感動的なものではないだろうか。

 

 

 大げさではなく、日常の些細なことが、実はとても感動的なのではないかと、逆説的に考えられるような瞬間を味わえるのが、短歌の魅力だと思います。

 

 

 今後も俵万智氏の歌を鑑賞していきたいと思いました。

 

Copyright ©とりま文系歯科医師が自己投資。 All rights reserved.

プライバシーポリシー