とりま文系歯科医師が自己投資。

読書好きな開成、一橋大卒文系出身歯科医師のマイペースブログ。読書を中心に学んだ知識をアウトプットすることで、何か社会が少しでも変わればなと思い開設。好きなテーマは小説全般、世界史、経済学、心理学、経済投資など。筋トレも趣味です。

読書感想:『97歳の悩み相談』

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村

 

 

 本書は、京都・嵯峨野の寂庵にて、2019年1月27日に行われた『10代のための特別法話などもとに、再構成したもの。

 

 

『Q:人に悪く思われないか、いつも気にしてばかりいます』

という質問には、

『悪口を言った評論家たちに向かって、「みんな死んでしまえ」と思っていたら、みんな先に死んでしまった

と、自らの文学界を干された経験を踏まえて話す、瀬戸内寂聴氏。

 生前の寂聴氏の力強い言葉に、いったいどれだけ多くの人が励まされたのだろうか。

 

 寂聴氏の好きな言葉に、

『若き日にバラを摘め』という、英国の詩人ロバート・へリックの言葉がある。

 

 バラにはとげがあり、綺麗だけれども、手でつかもうとしたら傷つく。

 けれども、それを怖がっていたら、自分のものにはならない。若いうちはバラのとげでけがをしてもすぐに治る。

 だからこそ、若いうちには、傷つくのを恐れずに何事にも挑戦しなさい、という意味だが、非常に素敵な言葉ですよね。

 

 瀬戸内寂聴氏の作品、これからもかみしめて読んでいきたいと思います。

Copyright ©とりま文系歯科医師が自己投資。 All rights reserved.

プライバシーポリシー