政治経済
更新がだいぶ遅くなってしまいました。 最近読書から遠ざかっていたのですが、またゆっくりマイペースに読書習慣を継続していきたいと思います。 ついこの間、日本では衆議院総選挙が行われましたが、現代の日本の政治をしっかり見据えるために、自分の思想…
ガザを改めて学ぶ上で、とても勉強になる一冊です。 ガザとは何か~パレスチナを知るための緊急講義 作者:岡真理 大和書房 Amazon 2023年10月7日の、ハマス主導のガザのパレスチナ戦闘員による奇襲攻撃に対して、イスラエルによる未曽有のジェノサイド攻撃が…
スナフキンです。今年もどうぞよろしくお願いします。 今年初回の読書感想は、東京大学大学院医学研究科教授、康永秀生氏著の 『経済学を知らずに医療ができるか!?』 という、医療経済学の本。 経済学を知らずに医療ができるか!? 医療従事者のための医療経…
『鴻巣:他者と関係を結ぶことについて、ノーベル文学賞作家のカズオ・イシグロは「横の旅」と「縦の旅」という言葉で説明しています。 グローバルな時代において、リベラルなインテリたちは「横の旅」をする。 つまり、世界に飛び出していってさまざまな知…
最近色々とドタバタしていて、読書はしてはいるのですが、読書感想を書くペースがおざなり勝ちになっているスナフキンです。 今回は、ディストピア小説で有名な、ジョージ・オーウェルの作品で、代表作『一九八四年』と並ぶ、もう一つの代表作をご紹介したい…
現代の日本政治を考える上で、この問題はもう目を背けるわけにはいかないだろう。 昨年から買っていたのですが、今回やっと 『統一教会 何が問題なのか』 を読み終えました。 統一教会 何が問題なのか (文春新書) 文藝春秋 Amazon 宗教はそれを信じる者のア…
今から57年前、静岡県で一家4人が殺害された、いわゆる袴田事件。 つい先日の2023年3月20日、死刑が確定していた袴田さんの再審開始が確定しました。 今後早期の無罪で決着がつく可能性があり、死刑の冤罪の可能性がある事件においては、歴史的にも重大な出…
文系で大学受験をした時、好きだった教科が、世界史と地理でした。 どっちがより好き、と言うわけではなく、本当にどっちも好きで、それぞれの教科を学べば学ぶほど、互いに知識が相互連関し、より社会に対する理解が深まっていったのがとても楽しかった記憶…
『歴史がくり返してきた重要な問題のひとつは、たとえば日本のような戦場から離れた国に住む人びとの、当事者意識の減退と、関心の低下、そして倦怠ではないか、つまり「胸の痛み」が持続しないことではないか、ということです。(P.3)』 理解を深めるのに、…
『ヒトラーはいつも、偏見と憎悪とを掻きたて続けることに腐心しておりました。若い人たちにお願いしたい。他の人々に対する敵意や憎悪に駆り立てられることのないようにしていただきたい。』 これは自分の人生の教訓としている、ヴァイツゼッカー元ドイツ連…
お疲れ様です、スナフキンです。 今日で早くも今年の半分が経過。 社会人になって費やす時間は減ってしまいましたが、人生の深みを得るため、積極的に読書や映画鑑賞の時間を作っています。 ということで、今回は、中でも印象深く、学ぶことの多かった本や映…
お疲れ様です、スナフキンです。 映画の感想をこちらのブログで書くのは初めてなのですが、とても印象的に残った映画であり、また歴史学習の重要な文献にもなりうると思ったので、今回ブログを書いてみることにしました。 本日ご紹介するのは、ロマン・ポラ…
-本気で考えて知力を振り絞ると、本物の高揚感が感じられるものだが、そういうことはえてして学生時代が終わると忘れがちだ。 著者が作品内でそう述べているが、確かに、大人になって、子供時代にやっていたように、じっくり頭を捻って解答を導き出すような…
前回のブログでは、ナポレオン戦争において、なぜ軍事的に不利だった英国がフランスに勝利できたのか、という考察について学びました。 booklovers45.hatenablog.jp そのとき、「お金」で歴史が動いた 作者:ホン・チュヌク 文響社 Amazon 今回は、もう一つ目…
自分の学習範囲として、それぞれ経済学と歴史の分野を学んでいますが、今回紹介する本は、経済が歴史にどのように関係しているかを理論的に解き明かす非常に面白い教材となっています。 著者は韓国の経済学者で、Youtubeチャンネルも解説しているホン・チュ…
お久しぶりです、スナフキンです。 先日の日曜、『歴史能力検定』が開催され、世界史の1級と2級の検定を受けて来ました。 夏場に受験をしようと決めてから数か月、ウイスキー検定が終わってからは、ほとんどの休日を世界史の勉強に当ててきました(笑) 本日採…
お疲れ様です。スナフキンです。 先にお断りしておきますが、今回のブログは、特定の誰かを批判、または礼賛するものではありません。あくまで冷静に考えたことを書いています。 今回は読書のブログではなく、アメリカ大統領選に関する個人的なエッセイにな…
この方の著書を読むのは非常に感慨深いものがあります。 今回紹介する『働き方5.0』の落合陽一氏は、自分の母校開成高校の一つ上の先輩。実際の直属の先輩だったので当時のことを鮮明に覚えていますが、まさかあの先輩がここまで有名になるとは思いもしませ…
日本のメディアの内容はつくづく情報が偏っていると思う。 グローバル化が進み、通信技術も発達し、政府の検閲もない国であるにも関わらず、日常的に取り上げるニュースの内容はゴシップのようなものばかり。 それはなぜなのだろうか。 元国連職員で、現在ロ…
日経新聞やビジネス雑誌で最近盛んに取り上げられる、『ESG投資』についての本を読む。 ESG投資に関して、何となくの意味合いは理解しているものの、その概念の変遷が気になって本書を購入しました。 ESG思考 激変資本主義1990-2020、経営者も投…
書店の新書棚に赴いたとき、とりわけ異色の雰囲気を醸し出していた新書があった。 『哲学界のロックスター』と呼ばれ、世界中から注目を集めているドイツの哲学者がいるらしい。 その名は、マルクス・ガブリエル。 29歳という史上最年少の若さで、200年の歴…
非常に読み応えがあり、勉強になった本であった。 今回の読書感想は世界史の偉人に関する新書である。 世界史上には数多くの有名な人物がいるが、その中で個人的にとりわけ凄いな、と感じたのが本書でも取り上げられる、『ビスマルク』である。 歴史に残る外…
人生の大先輩であり、親交のある国際経営コンサルタントの方から紹介を受けた記事を読んだ。 新型コロナウイルスの一連の出来事について、自分もここまで猛威を振るうとは想像もしていなかっただけに、非常に含蓄があり驚きもある記事であったので記録に留め…
時代の流れというものの早さを痛感するようになると、いつの間にか自分も時代に乗り遅れ、いつしか時代遅れの考えを持った人間になってしまうという危機感を持つようになってきた。 『エリート』の概念もこれからの世界、大きく変わっていくことだろう。 そ…