人生の大先輩であり、親交のある国際経営コンサルタントの方から紹介を受けた記事を読んだ。
新型コロナウイルスの一連の出来事について、自分もここまで猛威を振るうとは想像もしていなかっただけに、非常に含蓄があり驚きもある記事であったので記録に留めておきたい。
記事は、国連のWHO事務局長の上級顧問である渋谷健司氏(東京大学教授を経て、現在、英国キングス・カレッジ・ロンドン教授、ポピュレーション・ヘルス研究所長)のインタビューによるものであるが、深谷氏は今回の出来事について、終息にかなりの時間を要すると述べている。
-このパンデミック(世界的流行)はすぐには終わりません。数週間、数カ月間で終わるはずはなく、終息には年単位の時間が必要でしょう。人々はウイルスと共生する新しい生活に慣れていくしかありません。
今は戦争並みの国難なので、英知を結集して立ち向かうしかないと説く。
そしてその中で、日本に何が出来るか。
1.政府の指揮系統をはっきりとさせる。
2.検査数をしっかりと増やす。
3.医療従事者への防護服の配布を徹底して、医療従事者を守る。
また、個人としてできることに関しても。
・今はとにかく外出をしないこと。
・よく手を洗うこと。『3密』を避けることも有効。
・運動は距離を保てれば1日1回程度なら全く構わない。よく寝てよく食べて運動する。
運動に関しては自宅でも家トレや有酸素は行っているが、免疫力を下げない程度のトレーニングはしっかりと行っていきたい。
これからの人間はウイルスと共生する新しい生活に慣れていくしかない、という渋谷氏の言葉がとても印象的だった。
今の現状を楽観的に捉えすぎてもいけないが、だからと言って弱気になり悲観的になりすぎても、現状は良くならないと個人的に感じる。
数年のスパンで向き合うのなら、もうそれはそれで受け止めるしかない。
過度に恐れず、前向きに人生を歩んでいきたい。