とりま文系歯科医師が自己投資。

読書好きな開成、一橋大卒文系出身歯科医師のマイペースブログ。読書を中心に学んだ知識をアウトプットすることで、何か社会が少しでも変わればなと思い開設。好きなテーマは小説全般、世界史、経済学、心理学、経済投資など。筋トレも趣味です。

新書

読書感想:『石橋湛山を語る』

更新がだいぶ遅くなってしまいました。 最近読書から遠ざかっていたのですが、またゆっくりマイペースに読書習慣を継続していきたいと思います。 ついこの間、日本では衆議院総選挙が行われましたが、現代の日本の政治をしっかり見据えるために、自分の思想…

読書感想:『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』

書店で目に留まり、『ギクッ』と思って購入した本。 なぜ働いていると本が読めなくなるのか (集英社新書) 作者:三宅香帆 集英社 Amazon 自分も含めてなのですが、明らかに現代人は、本を読まなくなったのではないかな、と思います。 自分が学生の頃は、電車…

読書感想:『続 まんが パレスチナ問題』

現在深刻な状態になっている、パレスチナ問題。 戦闘員でない無防備の一般市民が殺され、何としても早急に即時停戦が望まれています。 今回紹介する 『続 まんが パレスチナ問題』 は、今から10年弱近く前の新書ではあるのですが、現在のパレスチナ問題を理…

読書感想:『統一教会 何が問題なのか』

現代の日本政治を考える上で、この問題はもう目を背けるわけにはいかないだろう。 昨年から買っていたのですが、今回やっと 『統一教会 何が問題なのか』 を読み終えました。 統一教会 何が問題なのか (文春新書) 文藝春秋 Amazon 宗教はそれを信じる者のア…

読書感想:『今を生きる思想 ショーペンハウアー 欲望にまみれた世界を生き抜く』

お疲れ様です、スナフキンです。 個人的に、自分の人生の羅針盤としている偉大な哲学者は何人かいるのですが、今回はその中でも特に人間味があって大好きな、ショーペンハウアーの解説書に関してご紹介したいと思います。 今を生きる思想 ショーペンハウアー…

読書感想:『人生ってなんだ』

『―いきなり、話は飛ぶのですが、僕は、もし、「教育にとって一番大切なことは何か?」と聞かれたら、「バランスよくマイノリティー感覚を経験すること」だと思っています。 (中略) バランスよくマイノリティー感覚を経験すること。 バランスよくというのは…

読書感想:『太平洋戦争への道 1931-1941』

『ヒトラーはいつも、偏見と憎悪とを掻きたて続けることに腐心しておりました。若い人たちにお願いしたい。他の人々に対する敵意や憎悪に駆り立てられることのないようにしていただきたい。』 これは自分の人生の教訓としている、ヴァイツゼッカー元ドイツ連…

読書感想:『大人の流儀11 もう一度、歩きだすために』

不思議なことだが、悲しみ、もしくは悲しみの記憶は、ふいに、その当人に近づき、背後から全身を抱擁するかのようにやって来る。 (中略) -あれ、今、私笑っていた? こうなれば回復は早い。早いのだけど、冒頭に書いた二行がやって来るのである。 嘘ではな…

読書感想:『続・大人の流儀』

どんな生き方をしても、人間には必ず苦節が一、二度向こうからやってくる。そんな時、酒は友となる。 前回紹介した『大人の流儀』でも、伊集院静氏は酒についてこのように語っていますが、続編の『続・大人の流儀』でも、より共感を覚えるような、酒について…

読書感想:『名画で読み解く プロイセン王家12の物語』

お疲れ様です、スナフキンです。 以前にも、名画に描かれた謎を読み解き、分かり易く説明してくださる中野京子氏の書籍を紹介したことがあるのですが、今回も書店で目に留まり、興味深く読ませていただいたので、また紹介したいと思います。 以前の本の紹介…

読書感想:『人間の器』

自分が尊敬する読書家のひとり、丹羽宇一郎氏の新書を読みました。新書を出すスピードが非常に早く、いつまでも精力的な方だなあと本当に頭が上がりません。 過去にも著書を紹介していますが、今回は『人間の器』をテーマにしたものになっています。 ちなみ…

『約束のネバーランド』最終巻を読み終えました

マンガに関して言えば、自分はそこまで沢山の作品を読む訳ではないのですが、この作品に関しては本当に心から魅了されましたし、 人生の中でも指折りの名作になると個人的に思っています。 知っている方にとっては、『何を今さらw』的な感じがするとは思い…

読書感想『人間の性 三島由紀夫の言葉』

以前自分のブログで、時代を先取りしすぎた男として三島由紀夫のことを取り上げたが、今回名古屋旅行の新幹線でお供した本も、三島由紀夫の言葉に関する本でした。 ちなみに以前三島由紀夫のことを書いたブログはこちら。 booklovers45.hatenablog.jp 社会人…

読書感想:『働き方5.0』

この方の著書を読むのは非常に感慨深いものがあります。 今回紹介する『働き方5.0』の落合陽一氏は、自分の母校開成高校の一つ上の先輩。実際の直属の先輩だったので当時のことを鮮明に覚えていますが、まさかあの先輩がここまで有名になるとは思いもしませ…

読書感想『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』

英国のROA(ロイヤルカレッジオブアート)は、修士号・博士号を授与できる世界で唯一の美術系大学院大学。 そんなROAが、この数年の間、企業向けに『グローバル企業の幹部トレーニング』を行っている。 こうしたトレンドを大きく括ると、『グローバル企業の幹…

読書感想:『世界のニュースを日本人は何も知らない』

日本のメディアの内容はつくづく情報が偏っていると思う。 グローバル化が進み、通信技術も発達し、政府の検閲もない国であるにも関わらず、日常的に取り上げるニュースの内容はゴシップのようなものばかり。 それはなぜなのだろうか。 元国連職員で、現在ロ…

読書感想:『ESG思考』

日経新聞やビジネス雑誌で最近盛んに取り上げられる、『ESG投資』についての本を読む。 ESG投資に関して、何となくの意味合いは理解しているものの、その概念の変遷が気になって本書を購入しました。 ESG思考 激変資本主義1990-2020、経営者も投…

読書感想:『東京発半日徒歩旅行』

初めて行く見知らぬ土地を、あてもなくぶらぶらするのが意外に好きだ。 最近あまり新規の土地の街ブラをしなくなったが、社会情勢が落ち着き、気候的に歩きやすいシーズンになったら、また都内の散策をしたいと思っている。 10年ほど前、今は亡き俳優の地井…

読書感想:『死ぬまで、努力』

今回紹介するのは、以前から人生の師として尊敬し、今尚ご活躍されている、元伊藤忠商事会長、元中国全権大使の丹羽宇一郎氏の新書を紹介する。 『人は読書で磨かれる』 という、自分が好きな言葉も丹羽氏のものである。 豊富な人生経験をもとに、人生の生き…

読書感想:『世界史の針が巻き戻るとき』

書店の新書棚に赴いたとき、とりわけ異色の雰囲気を醸し出していた新書があった。 『哲学界のロックスター』と呼ばれ、世界中から注目を集めているドイツの哲学者がいるらしい。 その名は、マルクス・ガブリエル。 29歳という史上最年少の若さで、200年の歴…

読書感想:『ビジネス心理学100本ノック』

対人サービスを本業としている自分にとって、相手の心理を理解し、気持ちの良い関係を構築することは必須のスキルであると思っている。 ビジネスと言うのは、心で動く人間が、心で動く人間を相手に行う営みであると、今回紹介する本の著者、榎本博明氏は述べ…

読書感想:『歴史に残る外交三賢人』

非常に読み応えがあり、勉強になった本であった。 今回の読書感想は世界史の偉人に関する新書である。 世界史上には数多くの有名な人物がいるが、その中で個人的にとりわけ凄いな、と感じたのが本書でも取り上げられる、『ビスマルク』である。 歴史に残る外…

読書感想:『20歳の自分に受けさせたい文章講義』

突然ですが、皆さんは自分の気持ちをうまく文章で表現できますか? こうした時期こそ、泰然自若にブログの『色』を出し続けたい。 コロナ騒動が世間を騒がせ、新年度で少し慌ただしく、なかなか好きな本を読む時間が減ってきているものの、挫折しないように…

読書感想:『行動経済学の使い方』

自分が一橋大学経済学部に在学していた10年ほど前にも、行動経済学関連の本は結構流行っていて、自分も興味を持ちながら何冊か読んでいた。 とはいえ、系統だって行動経済学の説明をしている本っていうのを読んだことがありませんでした。(自分が読んだこと…

読書感想:『多動力』

友人が買って読んでいたので、借りて読んだ堀江貴文氏の本。 インターネットと言う、従来の『垂直統合モデル』とは異なった、『水平分業型モデル』の台頭に伴い、現在では産業ごとの壁が崩壊してきていると堀江氏は説く。 そんな時代に、一つの仕事に囚われ…

読書感想:『大人が愉しむウイスキー入門』

前回、『サントリー』のチーフブレンダーをしている輿水精一氏の著書を紹介したが、今回もウイスキーに関する同氏の本を読んだので記録していこうと思います。 今回の新書は、『大人が愉しむウイスキー入門』と言う本。 大人が愉しむウイスキー入門 (ちくま…

読書感想:『ウイスキーは日本の酒である』

先日大阪旅行で山崎蒸溜所の見学に行ったブログを書いたが、そこでウイスキーに関連する本を購入したので、今回はウイスキーに関する本の感想です。 ちなみに以前書いた山崎蒸溜所のブログは以下のブログ。 booklovers45.hatenablog.jp 著者は、日本における…

読書感想:『残酷な進化論―なぜ私たちは「不完全」なのか―』

書店に立ち寄った時に、タイトルに惹かれて購入した本。 『人体』をテーマに進化の本質を描く、知的エンターテインメント本である。 残酷な進化論: なぜ私たちは「不完全」なのか (NHK出版新書) 作者:更科 功 出版社/メーカー: NHK出版 発売日: 2019/10/10 …

読書感想:『良い訳-関東芸人はなぜM-1で勝てないのか-』

久しぶりに本を読んで爆笑してしまった。 好きなお笑い芸人は何組もあるけれども、ナイツもその一組。 ・漫才は『しゃべくり漫才』と『コント漫才』に分かれ、『しゃべくり漫才』のルーツは関西。 落語には東の『江戸落語』と西の『上方落語』と、東西両方に…

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