最近ハマっている趣味の一つにサウナがあります。
昨今のブームもあり、ビジネスパーソンを中心に再度注目されているサウナですが、今回その魅力を科学的に探究したいと思い、この本を購入してみました。
筆者は慶應義塾大学医学部特任助教で、日本サウナ学会の代表理事も務めている加藤容崇氏。
いわゆる『仕事が出来る人』にはサウナ好きが多く、本書には、そんなビジネスのパフォーマンスを上げる医学的根拠が書かれています。
こうした医学的根拠を基に、自分にとってベストな入り方をそれぞれ創り上げて良ければいいので、サウナに興味がある人は手に取っても良い本だと思いました。
学んだことを一部紹介したいと思います。
サウナに関する話題をするとき、
『ととのう』
と言う言葉をよく使うことがありますが、これは一体具体的にどのようなことを指すのでしょうか。
『ととのう』というのはサウナ用語の一つで、『サウナ後の心身ともに非常が良いと感じられる状態』のことを指すのですが、これは
『リラックスはしているけれど、眠いわけではなく、むしろ清明に意識は晴れている』
という状態のこと。
この状態を科学的に紐解くと、この多幸感は副交感神経が活性化しているのに血中にアドレナリンがあるという稀有な状態なのだと言います。
この、“真正”ととのいタイムは水風呂から出て約2~3分間しかないので、サウナ―はこの時間を大切にしているのです。
本書にそんなサウナの効果的な入り方が書いているので、参考にしてみてください。