お疲れさまです、スナフキンです。
少し前のブログにも書きましたが、以前『パナソニック汐留美術館』で開催された、『サーリネンとフィンランドの美しい建築展』に伺うことがありました。
今回の本は、その時にフィンランド関連の書籍として手に取った、
『わたしのマトカ』
という本をご紹介したいと思います。
本書は俳優の片桐はいり氏が、荻上直子監督の『かもめ食堂』という、オールフィンランドロケの日本映画に出ることになった際、フィンランドでの出来事を自由奔放に書いたエッセイ。
国内外を問わず、旅行が好きと自負する片桐氏だが、そんな彼女が、あまりに人が好く、そしてあまりにのどかな、森と湖の国フィンランドでの体験を気ままに書いています。
-フィンランドでは、スーパーのレジでも、トラムの乗車口でも、扱い慣れないコインを数えるのにいくら時間をかけても、一回も、誰にもせかされることはなかった。そんな気配を感じたことも無かった。街の息吹がそんなものだったから、知らない間に、私もそれに呼吸を合わせていたのだろう。
フィンランド自体はまだ行ったことが無いが、とても時間がゆったりしているのだろう。エッセイを読むことで、少しだけ心が豊かになった感じがしました。