とりま文系歯科医師が自己投資。

読書好きな開成、一橋大卒文系出身歯科医師のマイペースブログ。読書を中心に学んだ知識をアウトプットすることで、何か社会が少しでも変わればなと思い開設。好きなテーマは小説全般、世界史、経済学、心理学、経済投資など。筋トレも趣味です。

読書感想:『頭に来てもアホとは戦うな!』

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 お疲れ様です、スナフキンです。

 本日は職場の先輩に勧められた本を紹介したいと思います。

 

 どんな仕事でも、しんどいときや気が滅入る時はあると思います。

 かくいう自分も、『どうにもこうにもしんどいと感じる相手』との対応でストレスを強く感じることが最近増えました。

 

 そうした想定外の相手との対応の際、自分はどうしても気持ちがテンパってしまうのですが、正直そうしたぶれるメンタルをコントロールしたいなと、最近になり強く感じるようになりました。

 

 そんな際に先輩から紹介されたのが、田村耕太郎氏の

『頭に来てもアホとは戦うな!』

と言う書籍。

 

 初版の発行は2014年なので、もう7年前の本にはなります。

 ただ、現在になってもビジネス書として読まれ続けている、現代版・孫子の兵法とも言える非常に学ぶことが多いビジネス書だと感じました。

 

 冒頭でも田村氏が述べていますが、時間もエネルギーもタイミングも、たった一度の人生を謳歌するための、限られた財産

 そんな限られた財産、資源を、「アホと戦う」という、マイナスにしかならない方法で無駄にするな、と言うのが本書の一番主張したいところになります。

 そうした意味で、本書は『非戦の書』であると、田村氏も述べています。

 

 そもそも、アホと戦う可能性がある人物の特徴として、田村氏は以下の点を挙げている。

【アホと戦う可能性がある人物の特徴】

・正義感が強い

・自信にあふれる

・責任感が強い

・プライドが高い

・おせっかい

 

 自分を冷静かつ客観的に見て、全ての点が当てはまる、とは思わない(思いたくない(笑))のですが、ただ非常に耳が痛い部分もあり、そうした部分は謙虚に見つめる必要があると思いました。

 また、そんなアホと戦い、ダメになる人の共通点も非常に納得が行くもので、ダメになる人の共通点は、『自分を見失う』ことにあると言います。

 そして、『自分を見失わせる』ものこそが、『無駄なプライドであり、妙なプライドを持つことで、それを通じてでしか物事を見れないため、自分が見えなくなってしまうのだと指摘されています。

 

-人生の途上のちょっとした成功なんて、これから続くかどうかわからない。良い学校や組織に入れたり、たまたまいい成績を出したり、何か資格や賞を取ったり、選挙に挑戦したり、良い肩書きを手に入れたり、それはそれで素晴らしいことだが、経過を目標と読み違えないこと。

 

 非常に含蓄の深く、身に染みる言葉だと思いました。

 プライドを捨てて、等身大の自分を見失わないこと、これが非常に大事なのだと感じました。

 

 欧米では、自己主張が激しすぎる人やすぐに感情的になる人は、ビジネスパーソンとして未熟という烙印を押される。

 むやみに戦わない方が、人生というサバイバルレースでいい結果を生むことがあるのは、いつの時代も同じなのだろうと思います。

 

 実際にこの本を読んでから、少し気持ちが楽になりました。

 自分の貴重な人生の時間を大切にするための行動を、一つ一つ実践していきたいと思います。

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