とりま文系歯科医師が自己投資。

読書好きな開成、一橋大卒文系出身歯科医師のマイペースブログ。読書を中心に学んだ知識をアウトプットすることで、何か社会が少しでも変わればなと思い開設。好きなテーマは小説全般、世界史、経済学、心理学、経済投資など。筋トレも趣味です。

小説

読書感想:『遠い山なみの光』

目まぐるしく変化する激動の世界において、自分と世の中の関係性が上手く分からない、またそこまで言語化することは無いにしても、漠然と未来の世界にぼんやりとした気持ちを持つことはあると思います。 今回紹介する、ノーベル文学賞作家、カズオ・イシグロ…

読書感想:『嫉妬/事件』

『人はこうした追求と、こうして熱に浮かされたかのようにしるしを組み合わせようとする営みに、知性の使い方の逸脱を看て取るのかもしれない。私はむしろそこに、知性の詩的機能、文学や宗教や偏執病(パラノイア)において働いているのと同じ機能を看る。(嫉…

読書感想:『母性』

お疲れ様です、スナフキンです。 今年もあと少し、読書して感想書きたい本がいくつか残っているのですが、出来るだけ年内のうちに書き残していければと思っています。 今回ご紹介するのは、湊かなえ氏著 『母性』 という物語。 母性(新潮文庫) 作者:湊かな…

読書感想:『ある男』

『何もかもを捨て去って、別人になる。-そうした想像には、なるほど、蠱惑的な興奮があった。必ずしも絶望の最中だけでなく、きっと、幸福の小休止のような倦怠によっても、そんな願望は弄ばれるのだ。』 お疲れ様です、スナフキンです。 また非常に感動的…

読書感想:『琥珀の夢 小説鳥井信治郎(上・下)』

お疲れ様です、スナフキンです。 今回も、自分が大好きな作家、伊集院静氏の小説を紹介したいと思います。 伊集院氏の小説は、人間が、他者と生きていく中で何が肝心なのか、人間形成において、何が必要なのかを様々な状況で問いかけるものが多いです。 今回…

2022年上半期、感動した本と映画紹介

お疲れ様です、スナフキンです。 今日で早くも今年の半分が経過。 社会人になって費やす時間は減ってしまいましたが、人生の深みを得るため、積極的に読書や映画鑑賞の時間を作っています。 ということで、今回は、中でも印象深く、学ぶことの多かった本や映…

読書感想:『カエルの小指』

お疲れ様です、スナフキンです。 自分の中で、かなり充実感のある、素敵なミステリー小説に出逢えました。 つい最近、阿部寛氏主演の『カラスの親指』という映画を観たのですが、この映画が非常に感動する名作でありました。 内容としては、主人公のベテラン…

読書感想:『ツリーハウス』

お疲れ様です、スナフキンです。 今年最後の読書感想になりそうですが、今回は角田光代氏の 『ツリーハウス』 と言う小説を読ませていただきました。 ツリーハウス 作者:角田光代 文藝春秋 Amazon 夏の文庫フェアの時に、書店で面白そうだと手に取って途中ま…

読書感想:『月と六ペンス』

言わずと知れたサマセット・モームの代表作。 現代文学だけでなく、古典文学も少しずつでも併行して読んでいこうと心がけています。 月と六ペンス (光文社古典新訳文庫) 作者:モーム 光文社 Amazon 本作は、実在の画家ゴーギャンをモデルにした、ストリック…

読書感想:『命売ります』

以前『三島由紀夫レター教室』 booklovers45.hatenablog.jp という、三島由紀夫作品をご紹介しましたが、今回も三島作品の一つをご紹介したいと思います。 2020年が三島由紀夫の『生誕95年・没後50年』だったみたいで、昨年の2020年の時に購入し、今まで積読…

読書感想:『楊令伝』第二巻

――――――― 【おことわり】 自分が現在継続して読み続けている、北方謙三氏の『楊令伝』の読書感想を書き記していく予定です。 『楊令伝』は前作『水滸伝』に引き続き、『岳飛伝』へと繋がる、『大水滸伝』シリーズの一つで、ストーリー背景を描写する上で、多…

読書感想:『楊令伝』第一巻

――――――― 【おことわり】 今回から以後、自分が現在継続して読み続けている、北方謙三氏の『楊令伝』の読書感想を書き記していく予定です。 『楊令伝』は前作『水滸伝』に引き続き、『岳飛伝』へと繋がる、『大水滸伝』シリーズの一つで、ストーリー背景を描…

読書感想:『ラッシュライフ』

お疲れ様です、春もだいぶ本格的になってきましたね、スナフキンです。 前回に引き続き、今回も伊坂幸太郎氏の小説の読書感想を。 10年ほど前から読むようになった伊坂幸太郎氏でしたが、当時読んでいなかった過去の作品も数多くあるので、少しずつ読んでい…

読書感想:『キャプテンサンダーボルト 新装版』

こんにちは、スナフキンです。 読書感想を書くペースがだんだんゆっくりになってきましたが、ストレスにならない範囲で、自分の記憶に残していきたい作品を引き続き書き残していきたいと思います。 今回紹介するのは、阿部和重氏と、伊坂幸太郎氏共著の 『キ…

読書感想:『三島由紀夫レター教室』

以前に書いたブログ記事で、『時代を先取りしすぎた男』として、『三島由紀夫』のことを紹介しましたが、今回もそんな三島作品の一つを読了したので感想を残していきたいと思います。 booklovers45.hatenablog.jp 今回紹介するのは、 『三島由紀夫レター教室…

読書感想:『JR上野駅公園口』

お疲れ様です、スナフキンです。本日も感動した小説をご紹介したいと思います。 今回紹介する小説は、最近メディアで話題になった、柳美里氏著、 『JR上野駅公園口』 という作品になります。 本作は『全米図書賞』という、アメリカで権威のある文学賞を受賞…

北方謙三『大水滸伝』シリーズを読み直しています。

お疲れ様です、スナフキンです。 読書好きの方なら誰しも、自分にとって忘れられない、バイブルのような超大作本というものがあると思うのですが、今回紹介するのは自分にとっての超大作シリーズ本になります。 紹介するのは、北方謙三氏の、『大水滸伝』と…

読書感想:『黒革の手帖 上下』

お疲れ様です、スナフキンです。 お正月に特別番組で、武井咲さん主演で、松本清張氏原作 『黒革の手帖』 が放映されていました。 www.tv-asahi.co.jp 本作を初めて知ったのは高校生時代。 当時もテレビ放映されていて、米倉涼子氏主演のシリーズを観たのが…

読書感想『人間の性 三島由紀夫の言葉』

以前自分のブログで、時代を先取りしすぎた男として三島由紀夫のことを取り上げたが、今回名古屋旅行の新幹線でお供した本も、三島由紀夫の言葉に関する本でした。 ちなみに以前三島由紀夫のことを書いたブログはこちら。 booklovers45.hatenablog.jp 社会人…

読書感想:『ホワイトラビット』

先月文庫の新刊で刊行されていた、大好きな伊坂幸太郎氏の小説紹介。今回も非常に面白い作品でした。 自分のツイッターでも言っていたのですが、社会情勢が落ち着き、然るべき時期になったら、都内で『伊坂幸太郎飲み会』みたいなものを開催しても良いのかな…

読書感想:『誘拐遊戯』

自分の好きな作家のひとり、知念実希人氏の作品。 今更自分が紹介する必要もないかもしれないが、知念氏は医師の肩書きを持つ、現在売れっ子のミステリー作家。 映画化されている作品も多く、今後も多くの名作を残すことが期待されている作家だと思います。 …

読書感想:『AX』

本日も伊坂幸太郎氏の作品を紹介する。 2004年の『グラスホッパー』、2010年の『マリアビートル』に続く、殺し屋が主要人物として登場する小説の第3弾。 AX アックス (角川文庫) ・グラスホッパー⇒バッタ。 ・マリアビートル⇒テントウムシ。 ・AX⇒斧。『蟷…

読書感想:『Sixty Nine』

数か月前に読んだ本であったが、日々まとめている読書記録帳を修正している中で、ふと感慨深くなったものがあったので書き残していこうと思いブログ更新。 69 sixty nine (文春文庫) 作者:村上 龍 発売日: 2007/08/03 メディア: 文庫 69 sixty nine 文春文庫…

伊坂幸太郎の本が好きなワケ

先日伊坂幸太郎氏の『マリアビートル』を読んだ感想を載せたが、改めて伊坂氏の本の何が好きなのか考えてみた。 前回の『マリアビートル』の読書感想でも、伊坂幸太郎氏の作品を読んだキッカケをこのように書き記した。 10年前、自分が一橋大学の学生だった…

読書感想:『マリアビートル』

現代小説の中で好きな作家のひとりが、伊坂幸太郎氏である。 10年前、自分が一橋大学の学生だったとき、とある女性に、 『●●さん(本名)って、伊坂幸太郎の『砂漠』に出てくるニシジマさんに似ていますよね。』 と言われたことがきっかけで、伊坂氏の本を読む…

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