お疲れ様です、スナフキンです。
読書好きの方なら誰しも、自分にとって忘れられない、バイブルのような超大作本というものがあると思うのですが、今回紹介するのは自分にとっての超大作シリーズ本になります。
紹介するのは、北方謙三氏の、『大水滸伝』という超大作シリーズ。
革命の物語である、『水滸伝』
建国の物語である、『楊令伝』
そして人生の物語である『岳飛伝』の大きく分けて3部にわたる長編小説です。
舞台は、中国における、末期の北宋時代。国では腐敗がはびこり、人々が不安にさいなまれていた時であった。
そんな混濁の世を糺すため、『替天行道』の旗のもと、108人の豪傑が終結し、大国・北宋に勝負を挑む。
『大水滸伝』シリーズは、そんな豪傑が集結する梁山泊軍と、大国北宋、そして周囲の勢力が熱くぶつかり合った、壮大なロマンのある歴史小説といればいいのでしょうか。
そもそも『水滸伝』とは、明代の中国で書かれた長編歴史小説であり、『西遊記』や『三国志演義』、『金瓶梅』などとならび、四大奇書として語り継がれた古典でもありました。
日本でもその人気は昔からあり、以前は吉川英治氏などが書いた作品もあるのですが、自分は高校生の頃、北方謙三氏の『水滸伝』に出逢い、瞬く間にこの作品に魅了されて読破した記憶があります。
人生で初めて、小説で本気で涙を流したのも、『水滸伝』でした。あの頃の自分は若かったなあ。
ただ、『水滸伝』自体は読破したのですが、その後の『楊令伝』、そして『岳飛伝』にはほとんど手をつけず、10年くらい時間が経過してしまいました。
この度また『大水滸伝シリーズ』を読むキッカケがあり、現在またその世界観に魅了され、『楊令伝』を読み始めています。現在は『楊令伝』の第4巻。
『大水滸伝』シリーズの魅力を語るのは一回では出来ないと思うのですが、今後も読み続けていきながら、感動した場面やセリフなどを紹介できればと思います。