―幸せ感、満足感、感謝というのは、それを感じるのは素晴らしいことですが、「もう充分」という気持ちになって、よりよくなるための行動をストップさせてしまいます。
「30代」ですべてに満足して、「人生は感謝するばかり」というような境地に入ると、無風な場所に行くことになります。
中途半端にポジティブなエネルギーは、その人を止めてしまいます。
一方で、「今の自分を許せない」「自分が大嫌いだから、頑張ってみる」という感情は、実は行動につながっていくものです。
(中略)
30代の人生で大切なのは、満ち足りることより、行動することです。
今回紹介するのは、本田健氏の
『30代にとって大切な17のこと』
という年代シリーズの本。
『●●代ですべき△△のこと』みたいな本は非常に多いとは思うのですが、本書は説教のような上から目線の感じではなく、自分自身に問いかけをするようなアドバイスの本だったので、ついつい手に取って読んでしまいました。
30代は、人生で一番苦しくて、忙しい10年だと言います。
まあ、一番苦しい、と言うのはいまいちピンとは来ないのですが、正直色んな意味で、忙しさ、しんどさを感じるような気がします。
ただ、そうした中で、人生最大のドラマが起きるのも、大体30代。その30代を、充実させたものにして行きたいなと、常に思います。
個人のアイデンティティは常に大事にしつつも、仕事やプライベートの中で、30代は、やはり20代と異なる対応が必要だと感じることが非常に多い。
まだまだ成長途中の自分にとって、理想的な30代にはなってはいないと思うのですが、数年後には、40代を見据えた心構えも必要なのかなと思ってくる。
一つ一つの言葉を噛みしめながら、成長していきたいなと思いました。