突然ですが、皆さんは自分の気持ちをうまく文章で表現できますか?
こうした時期こそ、泰然自若にブログの『色』を出し続けたい。
コロナ騒動が世間を騒がせ、新年度で少し慌ただしく、なかなか好きな本を読む時間が減ってきているものの、挫折しないように少しでも細々とブログは更新していこうと思う。
(こんなときこそしっかり書かなきゃいけないんだよな。)
今回紹介する本はこちら。
『嫌われる勇気』の古賀史健氏が書いた、『書く技術』について記した本。
自分の気持ちや考えていることを表現したいと思っていても、どのように書いて表現すれば良いのか分からない。
そうした多くの人が欲する、『話し言葉から、書き言葉へ』のノウハウを、余すところなく記した本である。
冒頭で、古賀氏は『書くこと』の重要性を強調する。
-書くことは考えることであり、『書く力』を身に着けることは、『考える力』を身に着けること。書くというアウトプットの作業は、思考のメソッド。
また、書いて自分の気持ちを『翻訳』する方法として、以下の3点を述べている。
①再構築:誰かに自分の言葉で話すことで、内容を再構築し、理解を深める。
②再発見:自分の言葉で再構築することで、相手の真意を理解できるようになる。
③再認識:自分の言葉で翻訳することで、自分が話のどこにピントを合わせているかが分かる。
こうしたプロセスを通じて、自分の言葉を表現することによって、自分自身も内容の本質を理解できるようになると、筆者は述べている。
ブログを書いていても、こうしたプロセスの感覚はとても共感できることが多い。
また、本論の中では、読者を文章に引き付けるための様々なテクニックも多くちりばめられている。
全部を紹介するわけではないが、例えば、文章における『導入』の重要性などもそうであろう。
読者はいつも『読まない』という最強のカードを手に、文章と対峙している。
そのため、最初の文章で、とにかく読者をひきつけなければいけない。
その導入の分類として、
①インパクト型
②寸止め型
③Q&A型
等がある。
これはSNSやブログ等でも共感できる部分であろう。
全ての文章には、『主張』が必要であり、文章を書くということは、他者の気持ちを動かす、『力の行使』である。
そのため、自分の『主張』もしっかりと書かないといけない。
読者の気持ちをひきつけ、随所に主張を織り交ぜ、そして理知的な文章を書くのは、正直ある程度のスキルが必要だし、回数をこなさないといけないのかもしれない。
自分も読者を意識して、文章を書いていくクセをつけていきたい。