医療職だから、というわけではないけれども、ジャンルを幅広く持つために、多少は医学関連の本も読んでいる。
と言っても、今回の本は一般の人向けに書かれた本であるのだが、こうした一般向けの本って、たとえ専門職であったとしても、読んでみたいと思うことがしばしばある。
-知っている。
-(完全に)理解している。
-(理解した知識を)他人にキチンと説明できる。
医療職では加えて、キチンと実践できる、と言うのが入ってくるとは思うけれど、少なくとも『他人に対してキチンと説明できる』と言うのは、とても重要なことである。
本書は大阪大学医学部の教授、『仲野徹』氏が、病気の原因や素因を研究する学問、『病理学』について、一般向けに面白おかしく書き下ろしたものとなっている。
筆者とはお会いをしたことは無いけれども、本を読んでいくにつれ、筆者のユニークさについつい惹き込まれる。
病理学の先生って、面白い人(変わった人)が多いというのは、結構どこも共通なのかもしれない。
☆他人によく説明することのある言葉
・DNA:AGCTの4種類の塩基が並んでいる糖を含む核酸(物質名)。
・遺伝子:最終的にタンパク質として発現されるDNAの領域(概念)。
・ゲノム:ヒトの細胞1個において約60億塩基対あるDNAにおける、AGCTの並び方の情報。全遺伝情報。
適宜修正追加します。
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