書店で目に留まり、購入した本。
めっちゃ面白くて一気読みしてしまいました。
著者は現役内科医師の南杏子氏。
夫のDVから逃げ出すため、札幌の自宅を飛び出した主人公。命からがら逃げだす中で、たどり着いたのは、道北の見知らぬ村だった。
そこで老夫婦に匿ってもらいながら、近隣住民ともかかわっていくが、何かがおかしい。
村にいる住民は皆高齢者で、皆『認知症』を患っていた。
現代における問題提起にもなりえる、メディカルサスペンス小説になっています。
ネタバレはしませんが、最後のどんでん返しがスリリングでした。サスペンス小説として、なんとなくの伏線があるだろうなあとは感じていたのですが、そういうことだったのかということで、ハッとさせられました。
2025年には都内のほぼ全域で介護入所施設が大幅に不足する。そして、その不足分は2040年には5万人分にも達する。
東京に暮らす300万人もの高齢者を、将来的にどこで見ていけばいいのだろうか。
そのこと自体は決して避けることができないテーマである。この小説を通じて、認知症についての関心がより多くの人に向かえばいいと思います。
