とりま文系歯科医師が自己投資。

読書好きな開成、一橋大卒文系出身歯科医師のマイペースブログ。読書を中心に学んだ知識をアウトプットすることで、何か社会が少しでも変わればなと思い開設。好きなテーマは小説全般、世界史、経済学、心理学、経済投資など。筋トレも趣味です。

読書感想『大人の流儀12 またどこかで』

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 思春期の14歳中2の時、伊集院静『海峡三部作』シリーズを読み、生きることの困難さ、そしてそれでもめげない人間の逞しさを学びました。

 思春期に読んだ本の中の一冊として、とても心に刻まれています。

 

 

 20代になってからは、『大人の流儀』シリーズを読み、人生の辛苦を味わい、熟成された大人としての格好良さを学びました。

 

 

 今の現代においては、ややもすれば頑固、時代遅れ、と思われる発言も多々あったと思うのですが、冷静に、じっくりとその発言に耳を傾けてみると、そこから学ぶべきものも非常に多かったです。

 

 

 

―人間は皆が皆強く、逞しい生きものではないが、弱弱しくて、くじけてばかりいる生きものではない。踏ん張り切れないように思えても、そんなに簡単にはこわれない。人間の身体には、そういうものが備っているのだ。

“人々はいろんな事情を抱えて、それでも平然と生きている”(P.187)

 

 

 お亡くなりになるのが非常に早かったと思います。もっと、現代に対して非常に辛口な批評をもっとしていただきたかった。

 これからも伊集院静氏の著作を読んでいきたいと思います。

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