お久しぶりです、スナフキンです。最近ブログの更新が遅れてしまっていて反省しています。(前にもこんなことを言っていたようなwww)
先月は以前から公言していた『ウイスキー検定』の試験勉強に集中していたのですが、現在は来月末に行われる『歴史能力検定』の勉強を行っていて、今度はそちらの方にリソースを割いており、読書及びブログ更新のペースが落ちている感じです。汗
自己投資のブログなので勿論自分のペースで書けばいいんだけれども、やはり一定のペースでは書く必要があるとは思いますよね。習慣化したいと思います。
本日紹介するのは、農林中金バリューインベストメンツCIOの奥野一成氏が書いた、
『ビジネスエリートになるための教養としての投資』
と言う本です。
自分自身、生涯かけての課題だとは思っているのですが、常にエリートになるための努力をしたいと心がけています。
以前も世界のエリートが何を意識しているのかを学びましたが、今回も、エリートの定義が本書に記されています。
本書で筆者の奥野氏は、
『世界中のエリートは、自分なりの仮設構築・検証と言う思考癖を当然のように持っている。』
と述べています。
歴史や経済や社会文化的背景の知識を多く吸収し、諸問題に対する仮説を導くことによって、Googleで調べるだけでは得られない自分なりの主張を持つことが、ビジネスでは極めて重要だと主張されています。
ブログに関しても、こうした自分なりのコンテンツを充実させることで、独自の体系的な知識の構築をすることが出来るわけで、そうした意味ではこうしたブログ活動も大事な一環なのかなと思ったりしました。
本書は投資に関する有益な書籍なのですが、投資の本質を理解し、自分の中で体系化することで、ビジネスエリートになるためのモチベーションアップになれば良いと思いました。
以下、自分の中で学んだことをいくつか簡単にご紹介。
【投資はビジネスの最良の教科書】
・これからの日本を救う上で大事なのは、『労働者の思想』≠『投資家の思想』
・投資で成功するために重要なのは『総合力』
総合力とは、バラバラになっているものを一つにまとめ上げる力。社会人になってから必要になるのは、それまで学んできた各科目を組み合わせる能力。
・これからの労働者は、他人に働かされ、単に自分の時間を売って全く投資を行わない『労働者1.0』ではなく、自分で主体的に働き、自己投資から発展させて長期投資を行い、自分の才能を積極的に売る、『労働者2.0』を目指せ。
【人生100年時代の選択肢】
・新しいイノベーションが求められる分野においては、過去の経験はややもすれば邪魔になることがある。
・人一人が22歳から65歳までの40数年間に稼ぐことの出来る総量が、能力、運の差によって個人差はあるとしても、ある程度決まっている。しかし、現在の公的年金制度は、人間が100歳まで生きることを前提にしていない。
⇒(解決する方法)
①22歳から65歳までの収入を増やすこと
②投資
【『構造的に強靭な企業』について】
将来の不安を取り除くために『投資』が必要なのを学んだが、それではどんな企業に投資をすべきなのか。
奥野氏は、長期保有可能で、売らずに済む企業を探せと主張する。
そしてそれはどんな企業なのか、それは、『構造的に強靭な企業®』であるという。
・『構造的に強靭な企業®』は3つの要素に支えられている。
『高い付加価値』、『高い参入障壁』、『長期潮流』
『高い付加価値』:『本当に世の中にとって必要か』と言い切れること。
『高い参入障壁』:今さらそこに勝負しようなんて、誰も思わないほど圧倒的に強いか、ということ。
『長期潮流』:普遍的で、不可逆的なこと。
そして、投資対象を選別する上で大事なのは、『仮説を立てる』こと。投資を学んでいくうえで、こうしたビジネスエリートの本質を学べることはとても有意義だと思いました。
投資は決して、楽をして短期的に儲けられるものではないので、努力と時間をかけて経験を積み重ねていこうと思いました。
ちなみに以前書いた、世界のエリートのことを学べる新書はこちら。