とりま文系歯科医師が自己投資。

読書好きな開成、一橋大卒文系出身歯科医師のマイペースブログ。読書を中心に学んだ知識をアウトプットすることで、何か社会が少しでも変わればなと思い開設。好きなテーマは小説全般、世界史、経済学、心理学、経済投資など。筋トレも趣味です。

読書感想:『東京発半日徒歩旅行』

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  初めて行く見知らぬ土地を、あてもなくぶらぶらするのが意外に好きだ。

 最近あまり新規の土地の街ブラをしなくなったが、社会情勢が落ち着き、気候的に歩きやすいシーズンになったら、また都内の散策をしたいと思っている。

 

 10年ほど前、今は亡き俳優の地井武男氏が出演していた『ちい散歩』が非常に好きだった。

 最初から目的があるわけでもなく、道草を食いながらも、その場その場で出合う出来事を楽しむ。非常に有意義で幸せそうだなあと思いながらテレビを観ていた。

 街ぶらが好きになったのもこの番組のおかげだと思っている。

 

 本書でも筆者の佐藤徹也氏が、『徒歩旅行の一番のメリットは、自由であること』と述べている。

 社会人になり仕事をしていく中で、思いっきり自由になれる時間が少なくなると、せめて休日は自由に意味もなく動いてみたいと思うのではないだろうか。

 

 今回は本書で紹介されているスポットのうち、自分が興味を惹いたところを簡単にご紹介する。

 

ヤマケイ新書 東京発 半日徒歩旅行

 

 

1.都電荒川線鬼子母神

 都電荒川線とは、現在都内を走る唯一の路面電車として知られている。

 地方の路面電車がどうなのかは良く分からないが、東京都出身で、そこまで路面電車になじみのない自分にとって、あの『チンチン!』となる発車ベルはやはり一度乗りたくなる気持ちをそそる。

 都電荒川線は、東京さくらトラムという名前にいつの間にかなっていたが、気づかなかった。 

東京さくらトラム(都電荒川線) | 東京都交通局

 

 実は母校の開成高校も、荒川区の西日暮里にあり、路面電車を目にする機会は決して少ないわけではなかった。

 ただ、地下鉄やバス網が普及している現在において、わざわざ乗る機会はそこまであるわけではない。

 今思えば好奇心旺盛な中学生ぐらいの年に、ものは試しで乗ってみるのはアリだったかもしれない。

 

 鬼子母神前駅で下車すると、雑司ヶ谷鬼子母神を散策することが可能。

 鬼子母神とは、元々は人の子どもを片っ端から捕って喰らう鬼だったが、お釈迦様に自分の子どもを隠されたことによってそれまでの非道を反省、転じて安産・子育ての神様となったらしい。

 

 また鬼子母神から荒川線沿いにひと駅歩くと、雑司ヶ谷霊園がある。多くの有名な著名人が眠っているが、一番有名なのは夏目漱石だろうか。

 夏目漱石の本を片手に、こうした場所を散策するのも非常に有意義なものであろう。

 

2.市ヶ谷の釣り堀

 JR線総武線市ヶ谷駅からすぐの、市ヶ谷フィッシュセンター

www.ichigaya-fc.com

 

 中央・総武線の列車から外を眺めると、大きな釣り堀があるんだなあ、といつも思いつつ、一度も足を運んだことが無かったのだが、やはり興味をそそる。

 受付では、予め仕掛けがセットされた竿と練りエサを受け取ることが出来るらしい。

 

 また、ここから新宿方面に歩いていくと、『釣り文化資料館』なる施設もあるらしく、釣り気分を味わった後ここに行くプランもあり。

 本書では、あえて通勤時間帯に乗り、背徳感を感じながら釣りを楽しむのがおススメと書かれているが、確かにそんな背徳感も良いものだ。

 

 

 

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